日刊 立ち読み 『気になる話し』
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イグ・ノーベル賞に「股のぞき」研究 立命館大の教授ら
「イグ・ノーベル賞」の授賞式が9月22日、アメリカのハーバード大学で行われました。
イグノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディーとして1991年に米国の雑誌「Annals of Improbable Research」が創設。
人々を笑わせながらも考えさせる業績をたたえ、並外れたものや想像力を称賛し、科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するために制定された。
このうち「知覚賞」は、頭を逆さにして両足の間から見る「股のぞき」によって、物の見え方が変わることについて調べた立命館大学の東山篤規教授と大阪大学の足立浩平教授が受賞しました。
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視野の逆転ではなく上体の逆転によるもの
東山教授らは、「股のぞき」をすると物の大きさは実際よりも小さく、距離は近くに見え、奥行きがなくなったように感じることを実験で確認しました。
そのうえで、180度逆さに見えるめがねをかけて実験したところ、物の大きさや距離の見え方は変わらなかったことから、見え方の変化は、目から入る情報よりも、体を逆さにする感覚の変化によるところが大きいこともわかりました。
日本人の受賞は10年連続で、東山教授は授賞式で「股のぞき」を披露したうえで、「小さく、縮んで見える」と述べ喝采を受けていました。
東山教授は「これまでほめられることがなかったので受賞は驚きました。研究はパズルを解いているようなもので、まだわからない体の感覚についてもっと調べていきたい。また、今回の受賞を通じて、アメリカの学問の懐の深さを感じました。こういう浮世離れの感がする研究を真剣に取り上げ、評価してくれたことをうれしく思います。若い学生・研究者は、誰もしないこと、自分が面白いと思うことを研究してほしい。そして、この賞が、そうした研究の励みになることを願っています。そして、研究成果を英語で海外に発信する重要性を再認識しました」と話しています。
イグ・ノーベル賞を主催しているマーク・エイブラハムズさんは、「股のぞきの研究は、全く誰も考えてみたこともないような研究で、笑いを誘うとともに、考えさせられ、つい友だちに話したくなるという、イグ・ノーベル賞にぴったりの研究だった」と評価しています。
また、日本からの受賞が10年間続いていることについて「日本はイギリスと並んで、ほかの国だと排除されてしまうような、本当に突拍子もない研究が次々と出てくる国だと思う。 ほかの人と全く異なる発想の研究を尊重する風土があるのではないか。これからも突飛な研究をどんどん生み出して欲しい」と話しています。
引用:ITmediaニュース、NHK news web
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